多検体有機溶媒濃縮回収システム ソルトラッパー(溶剤回収・再生装置)
ソルトラッパーは、使用溶媒を外部に飛散させることなく回収しながら、多検体サンプルを効率よく短時間で一斉に濃縮します。(閉鎖循環式溶剤回収システム、クローズド溶剤回収システム)
溶媒回収が確実に行われますので、ドラフト内への設置といった制限がありません。
吹付けガスとして窒素、アルゴン等を使用する場合は、一度装置内の空気を吹付けガスで置換します。吹付けガスはクローズド系で循環使用しますので、装置内の空気を置換するために必要な量で十分です。ガス置換操作はコックの開閉で簡単に行えます。
弊社(日本国内)で丁寧に組立てておりますので、信頼性・耐久性に優れており、修理も可能です。長期間安心してお使いいただけます。
多検体有機溶媒濃縮回収システム ソルトラッパー の特長
1.非常に効率の高い濃縮、且つ、溶媒蒸気の外部漏洩なし(クローズド濃縮システム)
当システムは、閉鎖系で溶媒蒸気を凝縮分離しながらキャリアガスを循環するシステムで、弊社独自の技術です(※1)。
当システムでは系全体を減圧などすることなく、基本的に大気圧下&沸点程度~沸点以下の加熱温度での運転となります。そのため、次のようなメリットを有しています。
・溶媒蒸気圧が高いため、溶媒の蒸発速度が大きい(減圧系よりも濃縮が早い)。
・安全である
→大気圧、沸点程度以下の温度で、容器破裂や突沸の危険がない)。
→運転中の突然の停止や、溶媒がすべて蒸発した後の継続運転でも安全。
2.有機溶媒の濃縮のほか、強酸・強塩基への対応も可能
トリフルオロ酢酸(TFA)やトリクロロ酢酸(TCA)等の強酸、アミン類などの強塩基の濃縮が可。
3.検体温度40℃程度の低い温度での濃縮も可能
閉鎖系の特長を生かして、低温での濃縮が可能です。そのため、熱に弱いたんぱく質などを含む溶液の濃縮が可能です。
4.様々なタイプを準備しています
閉鎖系の特長を生かして、低温での濃縮が可能です。そのため、熱に弱いたんぱく質などを含む溶液の濃縮が可能です。
※1 特許第4112934号 / WO2005/039725 / EP1690578 / USP7931782B2 / ZL200480030812.5
ソルトラッパー紹介動画
関連製品
-
- 多検体有機溶媒濃縮回収システム
ソルトラッパー n-ヘキサン蒸発乾燥回収装置ヘキサンの濃縮と回収操作の効率化
(濃縮時間の短縮およびヘキサンの再利用) -
n-ヘキサンの蒸発回収にフォーカスしたソルトラッパーです。工業用水中および工場排水中の油分の分析(JIS K0101、JIS K0102)に最適です。検体数は10~40対応の納品実績があります。
詳しくみる
- 多検体有機溶媒濃縮回収システム
-
- 棚型溶媒乾燥回収装置有機溶剤を含むスラリー、バルク、あらゆる固液混合物からの溶剤回収と乾燥に
-
棚型溶媒乾燥回収装置は、閉鎖系において常圧下で、溶媒の沸点より低い温度で、有機溶媒を蒸発させ、且つ、溶媒を回収することが出来るシステムです。
詳しくみる
-
- 有機溶媒濃縮回収システム
ソルトラミニ GBCS-mini-Ⅰ超小型の閉鎖循環系溶剤精製回収システム -
小型でも当社独自技術の「閉鎖循環系」を採用しており、非常に効率よく有機溶剤の濃縮精製が可能です。NMR測定使用済みの重水素化溶媒等、少量でも高価な有機溶媒の回収再利用等に威力を発揮します。
詳しくみる
- 有機溶媒濃縮回収システム
テクノシグマ商品は当社独自技術で設計・製造されています
当社の研究開発・製造部門である株式会社創造化学研究所が、設計・製造しています。
各製品の詳しい情報は創造化学研究所ウェブサイトをご覧ください。