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書籍「有機電解合成」(鳥居滋著)復刻版


鳥居滋著「有機電解合成」(復刻版)ご要望の多かった、弊社所長 鳥居滋の著書「有機電解合成」を復刻再出版致しました。電解酸化の方法と応用に関する幅広い情報をまとめたものです。

当書籍は1981年に初版が出版されました。電解合成に関する基礎的な情報を満載しており、有機電解合成の研究者をはじめ有機電解合成を活用して目的を達しようと考える研究開発者にとって必携の書という位置づけでした。

近年、有機電解合成が再び注目されています。しかし、電気を流すという有機化学者にとってはあまり馴染みのない手法ですので、比較的敷居の高い分野であるともいえます。今回の再出版が研究開発者の皆様のお役に立てればと思います。

 

 

販売開始しました

・本書籍は、2021年10月から販売開始しています。

体裁

・A5サイズ/364ページ/モノクロ/表紙(ソフト)/カバーあり
・日本語

目次

1 電解酸化と生成物選択性

1-1. はじめに
1-2. 電解反応の制御
1-3. 電解反応と方法
1-4. 電解条件と生成物選択性


2 カルボン酸の電解脱炭酸

2-1. ラジカルの二量化と水素引き抜き
2-2. 異種ラジカルの二量化(交差コルベ反応)
2-3. アシロキ化、アルコキシ化、アセトアミド化
2-4. 電解脱炭酸による二重結合の生成
2-5. カチオンによる転移
2-6. アルデヒド、ケトンの合成
2-7. その他の反応


3 芳香族側鎖の酸化

3-1. p‐メトキシトルエンとトルエン側鎖の酸化
3-2. アルキルベンゼンの側鎖のアセトキシ化
3-3. 側鎖のメトキシ化
3-4. 側鎖のアセトアミド化
3-5. 水溶液中での側鎖の酸化
3-6. ベンジルアルコール、ベンジルエーテルの酸化
3-7. 芳香族側鎖オレフィンの酸化


4 芳香族の酸化

4-1. ベンゼン、フェノール、ヒドロキノンのベンゾキノンへの変換
4-2. フェノール誘導体の酸化
4-3. 芳香族エーテルの酸化
4-4. 芳香核のアシロキシ化、シアノ化、アセトアミド化等
4-5. 芳香族―芳香族分子内カップリング
4-6. ヘテロ芳香環の電解酸化


5 窒素化合物の酸化

5-1. N-N、N=N、N-Ar、Ar-Ar 結合の生成
5-2. 窒素のαとβ位の官能基修飾
5-3. 芳香核の再生
5-4. 含窒素ヘテロ環の形成
5-5. N-C、C-C、C-O結合の位置特異的開裂
5-6. その他の反応


6 硫黄酸化物の酸化

6-1. チオール(メルかプタン)とジスルフィド
6-2. スルフィド
6-3. 2価硫黄の特徴ある反応
6-4. ジスルフィド発生前駆体とその合成等価体
6-5. チオカルボニル基の反応
6-6. スルフィンさん、スルホン酸の二量化
6-7. その他の反応


7 オレフィンの酸化

7-1. 孤立オレフィンの電解酸化
7-2. 1,3-および1,4-ジエンの電解酸化
7-3. エノールと電解酸化


8 アルコールおよびエーテルの酸化

8-1. 一級アルコールの直接酸化
8-2. 1,2-ジオールの開裂
8-3. α-ケトアルコール(アシロイン)の酸化
8-4. エーテル誘導体の酸化


9 電解ハロゲン化およびハロゲン化物の電解酸化

9-1. ハライドイオンの電解酸化とオレフィンの官能基修飾
9-2. アルキルハライドの電解酸化


10 リン、ホウ素、セレン化合物の電解反応

10-1. 有機リン化合物の酸化
10-2. ホウ素化合物の酸化
10-3. 有機セレン化合物の反応


11 電子担体と間接電解酸化

11-1. 含金属レドックス系キャリヤーを用いる間接電解酸化
11-2. 非金属レドックス系を用いる間接電解酸化
11-3. 有機化合物のレドックス触媒を用いる間接電解酸化


12シクロプロパンおよびアダマンタン類の酸化

12-1. シクロプロパン誘導体の酸化
12-2. アダマンタン類の酸化


価格

販売価格:4,500円(税込4,950円) 国内送料無料

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