ソリューション事例

溶剤に濡れたモレキュラーシーブ、シリカゲルの乾燥

溶剤乾燥(脱水)後、溶剤で濡れたモレキュラーシーブからの溶剤回収をどのうように行っていますか?

溶剤の乾燥後、濾過したモレキュラーシーブはたっぷりと溶剤を含んでいますので、後処理が少々厄介です。そんな場合、当社の溶剤回収装置「エコクレール」を用いると便利です。 使用例を下の図に示します。

[手順]
①下図のように装置を組みます(状況によって、圧力を逃がすためのバッファー(ゴム風船等)を設ける)。
②ホットプレート等で、溶剤の沸点より少し低い温度に加熱します。
③ダイヤフラムポンプ等を用いてエコクレールを通じて蒸気を循環します。

これで楽にモレキュラーシーブに染み込んだ溶剤を簡単に回収することができます。
溶剤がほぼ出てこなくなったら、モレキュラーシーブを取り出して、別途、オーブンで加熱(200~250℃)、再生処理を行います。

 

カラム処理後のシリカゲルも同様に簡単に乾燥することが可能です。
デュラン瓶に変えて、デシケーターなども活用することが出来ます。

その他、溶剤に濡れた種々のものの乾燥(溶剤回収)に適用可能かと思いますので、是非お試しいただければと思います。

 

【関連製品】

・有機溶媒回収装置 エコクレール OSR-B300(溶剤回収装置) ・ダイヤフラムポンプ

 

以上