閉鎖循環システム(閉鎖系蒸発加速システム)

閉鎖循環システム(Closed Circulation System)は、下図のように、溶媒蒸気を蒸発部(加熱)と凝縮部(冷却)を持つ閉じた系内で、基本的に常圧下、溶媒沸点以下で循環させ効率的な濃縮・溶媒回収を可能にする、弊社の特許技術であると共に、数々の賞を頂いている技術です。

閉鎖循環システムのメリットを以下に記します。

・マイルドな条件(基本的に常圧、溶媒沸点以下の温度)で処理されるため、安全である。 ・閉鎖系であるために、溶媒蒸気を系外(大気中、環境中)に漏らさない。 ・溶媒蒸気圧が大きい領域での処理が可能なため、効率の良い濃縮・溶媒回収が可能である。 ・循環するガスからの熱伝導が加わるため、さらに効率が良い。

弊社の有機溶剤の精製・回収関連機器は、この「閉鎖循環システム」を採用しています。

【閉鎖循環システム搭載機器】 有機溶媒自動精製装置 ソルピュア PSOS-S HFIP自動精製装置 ソルピュア PSOS-HFIP 有機溶媒回収装置 クールトラップ OSR-CT125 有機溶媒回収装置 エコクレール OSR-B300 多検体対応 有機溶媒濃縮回収システム ソルトラッパー 多検体対応 有機溶媒濃縮回収システム ソルトラッパー n-ヘキサン蒸発乾燥回収装置 多検体対応 有機溶媒濃縮回収システム ソルトラッパー 棚型溶媒乾燥回収装置 小型有機溶媒回収装置 ソルトラミニ

ステンレス製コンデンサー(ステンレス製凝縮器)

閉鎖循環システムでは、比較的大量の溶媒蒸気を含むガスから溶媒を凝縮分離する必要があります。これを可能にしているのが、一般的なガラスコンデンサーよりも100倍以上も熱交換効率が良い、ステンレス製のコンデンサーを開発し特許を取得しました。また、腐食性のある化合物を含む場合には、ステンレス製コンデンサ―をフッ素樹脂てすとテストグした耐酸タイプのものも開発しご提供しています。

この技術(ステンレス製コンデンサー)は、溶媒回収装置単体としても販売しています。

【ステンレス製コンデンサー搭載溶媒回収装置】 有機溶媒回収装置 クールトラップ OSR-CT125 有機溶媒回収装置 エコクレール OSR-B300

超低温冷却器

「スターリングクーラー」を採用した超低温冷却器を提供しています。スターリングクーラーは、ヘリウムガスのスターリングサイクルによる冷凍機で、小型であり、ノンフロンです。

電源投入後、急速に超低温(‐80℃~ -120℃)に到達し、低温での精密な温度制御も可能です。

このようなスターリングクーラーの特性に着目し、当社では、化学反応用の超低温浴、超低温冷却保存器、超低温で高効率なコンデンサー(凝縮器)などへの応用を進めています。

小型化技術

研究開発現場を知り尽くしているからこそ、強い意志を持って磨きをかけた小型化技術です。研究開発現場では、如何に効率よく実験して成果を上げていくかが非常に大切です。

特に、エパポレーターによる濃縮工程が実験室内の他の研究者との間で込み合い、この工程が律速になることが多い状況です。そこで、当社は研究者一人に一台のエバポレーター環境を実現させるべく、世界最小のエバポレーター「ミニエバポ」を開発しました。この装置は、設置面積がA4判サイズ程度であり、且つ、縦に2階建てで設置することができ、狭いスペースを最大限に活用できるエバポレーターです。

また、100ml以下の少量実験用に特化したサイズの小型オイルバスも人気商品の一つです。シリコーンオイル消費量や電気代も少なく済み、軽量であるため取り回しの際の危険性も低下します。移動用のなべ用取っ手の利用も可能です。

小型メカニカルスターラーも他社にない製品です。フラスコのテーパー摺りに直取付可能であり、面倒な軸合わせが不要です。一般のメカニカルスターラーでは重量が重いため、設置などが大変で、落下の危険などもありますが、本製品は、特に女性研究者の方、ドラフト内での作業時などにおいてもあkン単・安全に作業が出来るのが特長です。

その他にも、20ml~50mlのサンプル瓶に入った溶液を簡単・安全・効率よく濃縮することが出来るハンディー蒸留装置「ソルトラミニ」等、実験の効率化、低コスト化、安全性向上を実現できるノウハウを満載した製品を開発しています。

EOS有機電解合成

当社では、長年、有機電解合成実験用のガラスセル、スケールアップ検討用のフローセルの販売を行っています。有機電解合成は、一般的な化学反応にはない条件での酸化還元反応を行うことが出来るため、近年でも注目度が高い有機合成手法の一つです。電極やセパレーター等も併せて取り扱っており、すぐに実験を開始できるキットとしてもご提供させて頂けます。当社の長年の経験と実績から、お客様の研究目的に合った形で最適な提案をさせて頂きます。

自動化(省力化、効率化)技術

当社がこれまで蓄積してきた、理化学装置で使われる各要素技術を進化させ組み合わせて、化学実験の自動化装置をお客様の目的に合った形でカスタム開発してご提供することが出来ます。

昨今の少子化や働き方改革の推進で、業務の時間は削減しつつも、研究の成果は益々出していかねばならないという背反した状況に対して、化学実験を自動化することにより効率よく、精度も高いアウトプットを出せるソリューションをご提案させて頂いています。

ラボIoT

上記のように、研究開発現場での、省力化&効率化が求められるようになったこともあり、ラボに置いてもIoT化を進めることが今後益々重要になってきます。さらに、人の五感や処理能力を超え、より効率と精度の高い実験をサポートし実現することも可能になります。

当社では、そのような状況に鑑みて、いち早く、ラボでのIoT化を進めることにも力を入れています。